撮影・採集した 興味ある対馬の蛾

 対馬のスカシバガ
オオモモブトスカシバ
Melittia sangaica sangaica

対馬のオオモモブトスカシバは本土産とは別亜種のssp.sangaica (八重山亜種)になっています。 「擬態する蛾 スカシバガ」によると,本土亜種との区別点として,
●♂♀ともに胸部背面の色彩が濃く黒みがかる。
●後脚脛節外側の橙黄色の長毛がより赤みが強い(特に♂)。
ということなのですが,比較個体がないのでよう分かりません。  この亜種は「みんなで作る日本産蛾類図鑑」によると石垣島・中国にいるそうです。 

キカラスウリやクズの近くで見かけることが多く,キカラスウリが食事植物の可能性が高いと思います。 根元を掘って繭を取り出して調べればいいらしいのですが…。
豆酘崎ではヤブガラシの花に次々に飛んでくるのを観察しています。
▲吸蜜する♀  2009.07.12
 2009.07.05   2009.07.05 
 
2008.06.23    2009.07.05 
♀とは一回り小さく,色彩もウグイス色をした個体についてシタキモモブトスカシバだと思っていたのですがオオモモブトスカシバというご指摘をいただきました。 
 
2009.07.05    2009.07.05 
 

  
   
 
▲産卵のためカラスウリ周辺を飛翔する♀  2012.07.04   ▲ブッドレアで吸蜜する♂  2012.07.01