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 ■熱帯性のヘビトンボ  モンヘビトンボ  Neochauliodes formosanus  【ヘビトンボ科】
最近の研究(月刊むしNO.541:2016)により,対馬産は上記の学名が復活しました。 対馬以外では韓国・中国本土・台湾に生息しています。
 
その他のモンヘビトンボは,アマミモンヘビトンボ( N. amamioshimanus :奄美大島),サキシマモンヘビトンボ( N. nigris :石垣島・西表島・中国南部)に分けられました。
なぜ九州にいないのか不思議です。 海流に乗って生息域を広げたのでしょうか? 

ヘビトンボの幼虫は水棲です。
対馬には,このモンヘビトンボの他にヘビトンボ(Protohermes grandis )とタイリククロスジヘビトンボ(Parachauliodes continentalis )が生息しています。
▲モンヘビトンボ Neochauliodes formosanus (Okamoto, 1910) 触角が糸状なので♀でしょう  2011.07.26 対馬市厳原町 
 
▲モンヘビトンボ 2011.07.26 対馬市厳原町    ▲モンヘビトンボ 2011.07.26 対馬市厳原町 
 
▲モンヘビトンボ Neochauliodes formosanus (Okamoto, 1910) 2011.07.26 対馬市厳原町 


灯火に飛来しました。
▲モンヘビトンボ Neochauliodes formosanus (Okamoto, 1910) 2021.07.16 対馬市厳原町
▲モンヘビトンボ Neochauliodes formosanus (Okamoto, 1910) 2021.07.16 対馬市厳原町



   






 ■資料画像
参考に,タイリククロスジヘビトンボを載せておきます。 再普通種のヘビトンボは画像がありません…。(^^;)

タイリククロスジヘビトンボは山間部の清流域を好むといわれます。 対馬は小河川は多いのですが,雨が降らないと干あがり,一旦降ると急流となってしまうので棲みにくい環境なのかもしれません。
 
▲タイリククロスジヘビトンボ Parachauliodes continentalis Weele, 1909  2014.05.24 対馬市上県町

▲タイリククロスジヘビトンボ Parachauliodes continentalis Weele, 1909 2017.06.02 対馬市豊玉町
2017.06.02 対馬市豊玉町 2017.06.02 対馬市豊玉町

▲タイリククロスジヘビトンボ Parachauliodes continentalis Weele, 1909 2019.04.12 対馬市上県町
▲タイリククロスジヘビトンボ 2019.04.12 対馬市上県町 ▲タイリククロスジヘビトンボ 2019.04.12 対馬市上県町