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 ■自然環境の指標    ゲンジボタル     Luciola crucita     【ホタル科】
5月下旬頃より,、対馬各地の清流河川に発生が見られます。

幼虫は水中で生活し,カワニナなどの貝類を食べて成長します。  したがって,生活排水,農薬などで河川が汚染されたり,護岸工事で河岸がコンクリートで固められたりすると,貝類が死滅したり,産卵や蛹化をする場所がなくなり姿を消してしまうことになります。 
ゲンジボタルの発生が自然環境の保全の指標となっています。

数匹が光り始めると,次第に周りに広がり,集団で発光する傾向があります。
聞いた話によると,厳原町豆酘地区では1本の木に群集し,木全体が光り輝いて見えるといいます。 是非確かめてみたいものです。

▲ゲンジボタル Luciola cruciata cruciata Motschulsky, 1854 2013.06.05 対馬市厳原町 
▲ゲンジボタル 2013.06.05 対馬市厳原町    ▲ゲンジボタル 2013.06.05 対馬市厳原町