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 ■早春のチョウ  ツマキチョウ  Anthocharis scolymus mandschurica  【シロチョウ科】
年1回,春先の4月上旬から現れるツマキチョウ。 ♂は名前のとおり「端黄」の黄色い紋を持っていますが♀はその紋がありません。
 
対馬産は昔から変わっているという噂がありましたが,最近本土産とは別亜種に分類されました。 
前翅基部から中室に向かって広がる黒い鱗粉が未発達で,全体的により一層白っぽく見えます。 この特徴は大陸のツマキチョウと同じで亜種 ssp. mandschurica とされました。 

♂の発生から1週間ほど送れて♀が出始め,4月の中旬〜下旬が発生のピークとなります。
▲ツマキチョウ Anthocharis scolymus mandschurica (Bollow, 1930) 球蜜する♂  2005.04.12 
 
 ▲ツマキチョウ 2009.04.12 対馬市美津島町   ▲ツマキチョウ 2014.04.14 対馬市厳原町 
 
 ▲ツマキチョウ 2005.04.12 対馬市上県町   ▲ツマキチョウ 2013.04.08 対馬市厳原町 
 
 
   
 大陸亜種 ssp. mandschurica に属する対馬産は前翅中室黒鱗粉の他に,後翅裏面の唐草模様にも若干の特徴があるということです。
 
▲ツマキチョウ  2013.04.03 対馬市厳原町   ▲ツマキチョウ 2008.04.05 対馬市厳原町 
 
▲ツマキチョウ Anthocharis scolymus mandschurica (Bollow, 1930) 2009.04.12 対馬市美津島町 

   
▲ツマキチョウ Anthocharis scolymus mandschurica (Bollow, 1930) 花粉を舐めにやってきていた先客のコアオハナムグリに止まる  2014.04.25 対馬市厳原町 
 
 ▲ツマキチョウ 2014.04.23 対馬市厳原町   ▲ツマキチョウ 2014.04.23 対馬市厳原町 
 
  
   
 
▲ツマキチョウ♂   2011.04.24 対馬市厳原町産   ▲ツマキチョウ♀  2011.04.29 
 




  

 ■資料画像
▲ツマキチョウ Anthocharis scolymus mandschurica (Bollow, 1930) 2016.04.08 対馬市厳原町
 ▲ツマキチョウ 2016.04.08 対馬市厳原町   ▲ツマキチョウ 2015.04.24 対馬市上県町

▲対馬産ツマキチョウ Anthocharis scolymus mandschurica (Bollow, 1930)