虫つれづれ 2004.9

index


マドくん
09.28  雨続きの・・・ アイコン
09.20  対馬に28年ぶりの…。  
ダンギク
09.17  リベンジ   
アキマドボタル♂
09.16  う〜ん,糞虫…カッコイイかも!  
ヒメダイコクコガネ♂
09.04  シデムシ  
シデムシsp.
09.02  昨夜は風が・・・  
hp試作
09.01  火ばさみ…。  
コクワガタ♂

2004.09.28(水) 雨続きの・・・

ここのところ,秋雨前線と台風の影響ですっきりしない天気が続いている。

風も強く,蛾の方も飛来が鈍い…。



まあ,秋の夜長だからとやることはいろいろあるのだが…。

一歩踏み出す気力が・・・。

やっぱ,年かな?

アイコン作ってお茶濁しを…。

      アキマドボタルのつもり


      トラフヒトリのつもり


子ども心に戻って結構楽しめました。

 
2004.09.20( 対馬に28年ぶりの…。

今日は本当に久しぶりに採集を堪能した。

ほどよい疲労だが・・・・。

顛末は準備中ということで・・・,眠い!



ダンギク 厳原町豆酘崎 



⇒ [ 採集・観察記 ] へ
 
2004.09.17(金) リベンジ

初夏のツシマヒメボタル撮影には惨敗を喫していた。

今年の秋は・・・と言っても,9月は何としても撮りたい虫がいる。

相手は違うがリベンジの気持ちもある…。

初秋に現れ,しかも日本では対馬でしか見ることのできない蛍…。

アキマドボタル【秋窓蛍】

大型のホタルで,♂は20ミリ前後,♀は30ミリ近くにもなる。
(もっとも♀の翅は退化していて飛ぶことができない)

  ※♀の画像は ⇒ [類型(大陸系種)]へ



情報が入った!

何でもそうだが情報は大事だ。

9月15日,掲示板に藤猫さんからの書き込みがあった。

「今日のワンコの散歩時7時くらいに,アキマドボタルを6頭見ましたので報告します」

同じ日,藤猫さんの掲示板…。

「アキマドボタルが6頭飛んでいました。ヒメボタルやゲンジボタルより光が大きいですね〜。でも、川の上を猛スピードで飛ぶのが1頭いて・・・・・」

続いて,職場のksさんの話…。

「ウォーキングしてたら,伊奈トンネルと神社の間に一杯ホタルがいましたよぉー」

近場ではないか! これは行かない手はない。



何とか

7時頃,現場到着。

環境的には,以前アキマドがたくさん見られた厳原町阿連〜(今里)間によく似ている。

車を降りると早速薄暗の中,崖沿い地上4〜5mを光が走っている…。

久しぶりの再会である…。

ゲンジボタルよりはるかに光が強い。

しばらくすると,ぽつんぽつんと姿を見せ始めた。

しかし,発生の初期なのだろう,一度にはせいぜい3・4頭程度である。


  アキマドボタル  Pyrocoelia rufa



  体長20ミリチョット



  前胸部が橙黄色をしているのが特徴



  眼が透けて見える…。 意外に大きな複眼を持っている。



  腹部末端の2節が発光器になっている。
  やっぱり眼がでかいなあ…。




探したみたが,♀はまだ見られなかった。

幼虫も発光するので紛らわしい。


 幼虫 たぶん来年に成虫になるのかな?


この大きさでの今年の羽化は無理だと思う。

孵化から羽化まで2年を要するのかもしれない…。

もうしばらくすると,♀が出てくるのでまた紹介します。

最後に,情報をいただいた藤猫さん,ksさんに感謝!です。


 
2004.09.16(木) う〜ん,糞虫…カッコイイかも!

外灯の下を見ていたら,いくつかのコガネムシのバラバラ死骸に混ざって・・・。

見つけましたヨオー!

以前この「つれづれ」で紹介したヒメダイコクコガネの♂を…。

大きさは10ミリチョットだが,その造形の素晴らしさ。

見れば見るほど,・・・感動ものです。

私にとっては,カブトムシやクワガタ何かより,はるかに好きなタイプのムシである。

では,ご紹介しよう!

まずは,オーソドックスに背面から・・・・。


胸部の盛り上がり,翅の筋状の溝,いいなあ…。

続いて,やや斜め後方から,


前中央にすっと伸びた細く長い角と両サイドの角とのマッチング!



最後に,いろんな角度で,


真正面からとやや斜め前方からのショット

確か,こんな角を持った恐竜がいたような…。


あっと,もう1枚忘れてました。


真横・・・迫力あるなあ…。

いかがでしたか?

ところで,最近,バカ売れした「バカの壁」の著者である養老孟司さんもムシキチで有名なのだが,養老さんの好みのムシは「ゾウムシ」というムシの仲間だそうである。

やっぱり造形の神秘に憑かれたんだろうなあ。



今日は,もう一つ,夜の楽しみをしてきたのだが,このことは明日にでも・・・・。

 
2004.09.04( シデムシ

死出虫と書くそうである…。

また,埋葬虫とも言われるらしい。

動物の死体にたかり,死体を食べ,食い尽くす…。


種名不明


この前紹介した糞虫とともに,自然界の偉大な掃除屋である。

図鑑を見ると体の色は黒系統が多いが,このシデムシは茶色をしている。

野外でもシデムシを見ることは多いが,この系統は初めてである。

糞虫もシデムシも食物連鎖の重要な部分を担っているのである…。

たかが虫,されどムシ・・・。

 
2004.09.02(木) 昨夜は風が・・・

朝夕ずいぶんと涼しくなってきた…。

8月は台風を除き天気が安定しているので,毎晩のように蛾の観察ができたが,これからはそうはいかいだろう。

というのも,まず風が吹くと飛んでこない。

雨でも,風がないとそこそこやって来るのだが…。

さて,今夜はどうだろう?



実は・・・蛾の・・・

このサイトとは別に 「web図鑑 対馬の蛾類」を作成中である。

対馬で記録されているのが1200〜300種ぐらいかなあ…。

チョウは70種程度だから,いかに蛾の種類が多いか分かる。

画像を撮るだけではダメで,同定(名前を調べて決定すること)しなければ意味がない…。

さらに1種ごとにフォルダをつくって,画像を貼り付けて,リンクを貼って・・・・。

気の遠くなる作業が延々と続くことになるのである。


作成中の web図鑑 対馬の蛾類のindexページ

「そんなことして,何になっと?」

と言われても,・・返す答えがないんですよ,これが…。

記録されている蛾の半分でも載せることができれば,目的は十分達成されるのだが,1年で100種としても6〜7年,ヘタすれば10年かかるかもしれない。

それを打ち破る勇気とエネルギーがわき上がる日は,果たしてやって来るのだろうか?

 
 
2004.09.01(水) 火ばさみ…。

職場の机の上にガラスの灰皿が伏せておいてある…。

ksさんが、持ってきたという。

中には立派なコクワガタが入っていた。


コクワガタ Dorcus rectus rectus

対馬からは12種類のクワガタが記録されているが、コクワガタはもっとも普通な種である。

掲示板でおなじみの日下部さんによると、対馬のやつは本土産と若干違いがあるらしい…。

ところで、ksさんはこのクワガタを火ばさみで挟んで持ってきたというのだ…。

う〜ん、確かに女性でクワガタを直に手づかみできる人は少ないのかもしれないが、・・・さすがに火ばさみと聞くと苦笑してしまった。

女性だから笑ってすませられるのだが、もし身近に成人男性でそんな人がいたら・・・・、

これはチョット・・・気持ち悪いぞと考えていた…。



大きさでいえば、クワガタムシの世界はミリ単位であるようだ。

webサイトでも○○クワガタ ○.○ミリなどとかかれていることが多い。

コクワガタは50ミリを超えればチョットしたものという。

ちなみに、ksさんの持ってきてくれたのは、40ミリでした…。